いじめを相談する?
いじめ対策を考える場合、いじめを周りの大人になかなか相談できない心理というのを理解する必要があります。
いじめを受けている子供は、「自分はいじめられていない」と頑張ってしまうことがしばしばあります。頑張るためには自分自身で「いじめられていない」と思わなければなりませんが、「いじめ」は容赦なく彼を襲います。そこで、気持ちと現実のギャップを埋めるために「自分が悪いから」と思い込むようになるのです。
またいじめっ子からも「~だから、お前が悪い。だからこんなことされて当然だ」と刷り込まれ、クラス中からも言われ続け、自分も説得されてしまっています。
もしもこのことを親に打ち明けても、僕が悪いと言われるかもしれないと思ってしまい、絶望したくないがために親に言えなくなってしまいます。もともと、日本には「いじめられるほうにも責任がある。欠点を克服すれば、おのずといじめられなくなるはずだ。その努力をしないほうが悪い。怠け者なんだ。」とする文化があるため、親が責任感の強い人の場合には、特に打ち明けられないという悪循環に陥ってしまうのです。
また親思いの優しい子供の場合、「親に迷惑をかけたくない」と健気に考えてしまうことも多く、親や教師に相談したくない、相談できない心理状態に陥ってしまうのです。
いじめは長期化すると、どんどん「いじめを相談できない」心理状態に深く入り込んでいってしまいます。
そうなってしまうと、いじめを受けている子供は孤立化し、悩みを一人で抱え込んでしまい、最悪の場合いじめ自殺という事態にもなりかねません。老後を迎えるまでいきていたいのに、です・・・。
いじめ対策は早期発見が第一です。いじめは相談できない心理が働くということを充分に理解して、対策を講じていきましょう。