3月 15, 2009
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一言で「いじめ対策」と言っても、どのような対策が考えられるでしょうか。
いじめ対策としてまず考えられるのが、いじめを未然に防ぐための対策。次に考えられるいじめ対策は、今現在起きているいじめを発見するための対策。また、今現在起きているいじめを解決するための対策など、様々いじめ対策は考えられます。
また、いじめの被害者に対する心のケア、いじめ加害者の心のケアもいじめ対策になるでしょう。
学校内や会社や職場でのいじめが社会問題となってから久しいですが、社会全体がいじめに対する有効な対策を見つけられず、いじめ自殺などたくさんの悲劇が続いています。
子供たちのいじめ問題に対して親、教師、学校、コミュニティはどういう対策で対応していけばいいのでしょうか。また、いじめを受けている子供たち、いじめを受けていた子供たちに対応する方法は?
いじめ対策の第一歩は、まずいじめの実態をつかむことにあります。親、教師、学校がいじめを早期発見することができれば、こどもたちのいじめ自殺を防ぐことにもつながります。
こうしたいじめ対策の基本は、日常から子供たちをよく観察するとともに、こどもの世界でどのようないじめが起こっているかの情報、知識を得ておく必要があります。
そして、いじめの実態をつかんだら、いじめられている子供を励ましたり、頑張らせるのではなく、まずは子供と同じ目線で子供の気持ちを優しく受け止め、「必ず一緒に解決しよう」と強い覚悟を示し、心に寄り添ってあげることが大切です。
いじめられている子供たちはいじめのことを相談することも出来ずに孤立してしまっているのです。まずは「心に寄り添って」、信頼関係を気付くことからいじめ対策は始まるのではないでしょうか。
2月 25, 2009
· Filed under タイプ
学校内で起こる「いじめ」には大きく分けて3つのタイプに分けられます。
一つ目は、学年当初に起こりやすいリーダー争いによるもので、「サル山のボス争い」タイプです。
どんな集団にも起こるリーダー争いですが、新リーダーが決まると子供同士で解決に至るケースもあります。こうしたいじめのタイプの対策は、すぐに教師が介入するかどうかの判断を状況に合わせて対策していかなければなりません。
二つ目のタイプは、集団の中で異質なモノを排除して、集団の結束を強化しようとする「みにくいアヒルの子」タイプです。
このタイプのいじめは、スケープゴートを作り出し、それを排除していくことで集団の結束を図ろうとします。このタイプのいじめは、集団の結束を図る方法が別に見つからなければ、ターゲットを変えてスケープゴートが次々と生まれ続けていってしまいます。対策はいじめの構図を理解した上で考えなければならないでしょう。
三つ目は、恐喝、暴行、万引きの強制など「犯罪」型のいじめです。
このいじめの対策は、教師や親だけで対策することはできません。速やかに警察や児童相談所と連携を取って対策を練る必要があります。
このよいうに、一般に「いじめ」の対策といっても、いじめのタイプに応じた対策であたらなければ、いじめを解消していくことはできません。まずは、いじめのタイプがどのようなものなのかを充分に検討して、迅速に対策を講じなければなりません。
ただし、対策を講じるのに長い時間をかけるのはNGです。いじめを受けている子供は一刻も早い助けを求めているので、実態の解明といじめ被害者の救済は同時並行して早急に図る必要があります。
1月 30, 2009
· Filed under 対策, 方法
前回お伝えしたように、集団内でのいじめは、いじめる中心人物と、その観衆、傍観者によって「集団対孤立した個人」という構図が出来上がっています。つまり、いじめる側は、積極的にいじめを実行する少数グループ(個人)とその周りの人間、いじめを受けるのは孤立した個人ということになってしまうのです。
いじめられる側を助ければ、自分もいじめられるかもしれないという恐怖がいじめる側への同調、参加へと繋がっていくのです。
こうしたいじめへの対策は、いじめている側を徹底的に叱ることで解決を図ることはできません。
注意してもらったところで、逆に恨みを買ってしまい、いじめたいという気持ちは強くなってしまいます。さらに先生や親に見つからないようにと知恵をしぼり始めることでしょう。陰湿化し、潜在化してしまう恐れもあります。
いじめの対策は、いじめる側のリーダー格を孤立化させる構図を作り出すことに鍵があるのではないでしょうか。
いじめる側はいじめを見て喜ぶ観客・笑う観客によって集団化・グループ化しています。この「観衆」を減らしていくことで、いじめの構図を変化させていくことがいじめ対策の方法ではないかと思います。
いじめをするリーダー格は誰よりも、周りの「観衆」がどう思っているかを気にします。「観衆」が笑うことで、もっとそれに応えようとします。そして、自分のグループでの地位を確かなものにしようとするのです。
このいじめの構図を理解した上で、いじめ対策を考えることが必要なのではないでしょうか。
1月 8, 2009
· Filed under いじめ問題
いじめが社会問題化しています。
2年前の数字ですが、中高生へのアンケートで約8割の学生が「現在いじめを受けている」、「過去にいじめを受けた」、「いじめを目撃した」といういじめの体験をしたというものがあります。
またいじめの現場はどこでしたかという質問に対してはほぼ全員が「学校」と言っています。
このことから、「学校」に通う中高生の約80%の子供たちが「いじめ」を体験する可能性があることになると言えるでしょう。これほどまでに学校における「いじめ」は常態化しているとも考えられます。
では、なぜ「いじめ」は起こるのでしょうか?
いじめは、いじめる側の子供のストレスや不満が原因となり、八つ当たり、怒りによる自己防衛、不満の発散が昇華したものといえます。
そして学校やクラスなどの集団内で「いじめ」が起こりやすいのは、集団では異質なものを排除して集団の結びつきを強めたいとする集団心理が働きやすく、集団内での不適応や人間関係のゆがみが現れやすいからと言われています。
こうした集団は、いじめる子供を中心として、いじめられる側になりたくないという「観衆」、見てみぬ振りをする「傍観者」、スケープゴート(生贄)とされるいじめを受ける子供が生まれやすい環境となるやすいのです。こうした集団では、いじめに参加・同調したくないと思っている子供であっても、力関係で弱い立場にいる場合には、自分の身を守ることに専念し余裕がなくなってしまうため、いじめられる子供は孤立化してしまうのです。